旅の記録

ミャンマー(ミャワディー)

タイから長距離バスでミャンマーに向かいます。ミャンマーについては事前にどんな国か情報をあまり調べていないので、どんな国なのか行ってみてのお楽しみです。
比較的広い座席ですが、座席は後ろへは倒れず。後ろに倒れない座席では眠れない神経質な性格なので眠らずにミャンマーへ向かいます。
タイとミャンマーの国境のメーソートに到着 歩いて国境を越えます。
この橋を渡ればミャンマーのミャワディーという町です。すれ違う人たちの雰囲気が突然変わりました。みんな頬に黄色い粉を付けています。特に女性はほとんどの人が黄色い粉を頬につけています。これはタナカという木の粉。これを肌につけることで強烈な日差しから肌を守っているんです。このタナカがミャンマーでは最も印象的なものでした。私も早速町でタナカを探して付けることにしました。
ミャンマーに入って顕著に変わったことは、地面の至る所に赤い汁が落ちていること。これは噛みたばこという独特の文化、葉っぱにいろいろなスパイス?やたばこを載せて口に入れ嚙み噛みして吐き出す。吐き出した液は赤いので地面の至る所が赤く染まっている。実はこれミャンマーに入る前にタイのプラチュアップキリーカーンとミャンマーの国境で一度試したことがありました。2週間くらい前かな、その時はミャンマーのお菓子かと思ってゴクッと飲み込み、不味いーと思っていましたが、その後胃腸の調子が少し悪くなり若干の体調不良に・・・。
また別の寺院。何だこの寺院は。ワニの上にお寺が。何故ワニなのかわ不明です。
お寺からメインどうりへ帰る前に屋台でご飯を食べることにします。
長距離バスを見つけてミャンマー1の都市ヤンゴンに向かいます。私もタナカつけてみました。水で溶いて使うのですが、初めてなので上手く塗れません。でもみんな結構テキトーにつけているのでよしとします。
バス移動の途中トイレ休憩とお昼タイム。しかし、何のアナウンスもないので、ご飯を食べる時間がどのくらいあるかもわからない。常にバスと乗客の動きを見ながらお昼を食べました。

ミャンマー(ヤンゴン)

ヤンゴンには夜に到着。これから、宿探し。いい宿が見つかるといいなー。
夜のヤンゴンをうろうろ。停電なのか薄暗く怖い。なんだかんだこの旅一番緊張したかも。 この上が宿っぽい。この宿を見つけるまで何度この周辺を彷徨ったことか。
翌朝、宿の近くのお寺へ。お寺へ入るときは必ず靴を脱がなければいけません。これは、ミャンマーではすっかり習慣になりました。どんなに長い道のりも、凸凹の道もお寺の中は裸足でなければいけません。
川の向こう岸の島を案内してあげると言われ、騙されるの覚悟でついていきましたが、やっぱり(^-^); だまされたけど、川の向こう岸での体験は、ミャンマーでの体験の2、3を争うくらい面白かったので良しとしますか。その男も、お金は盗られましたが極悪人でもなさそうでした。お金が欲しいだけで命まで狙う感じではなかったです。しかし、ボートに乗ったのは失敗でしたね。知らない人に連れられてボートにだけは乗らないようにしましょう、逃げられませんから。
ボートに乗って向こう岸へ。詐欺師のアジトに連れていかれる可能性があるなと気付いたのはこの時、うっかりしてた。でもこれが面白い体験に。

怪しいところに連行されるわけではなく、ちゃんと町の案内をしてくれました。嘘か誠か、この辺の地域は数年前洪水で流され大変な被害にあったそうです。
米屋さん、私はだいぶいいお客さんになりましたね( ̄∇ ̄;)ハハハ でも面白い。
生春巻きの皮のようなものの工場です。熱々の鉄板を素手で触る神業で仕上げていきます。一応ナイスガイド。
職人技
今度はろうそく工場を見学、蝋燭ってこうやってつくるんだー。面白い。
仏教の学校らしい、子供たちかわいいです。男の子のタナカ率も50%越えですね。
こちらは、学校の卒業式。部外者も参加自由・・・。お調子者ガイドに連れられてきました。真面目にガイドやればいいガイドになれると思うのになー。
飲み水はセルフサービスです。
光と闇を併せ持ったお調子者ガイドに出会ったことで、初日から大誤算の出費をしてしまいましたが、それに見合うだけのいい経験ができました。真面目にガイドをやればいいガイドになるのになぁと思いながらも、ヤンゴン初日から洗礼を受けています。街を歩けばいろいろな男たちに付け回され、逃げるのに必死。なかなか手ごわいぞヤンゴン。
何やら池の向こうに巨大な船? これは、行ってみたいとタクシーを捕まえて向かうも、タクシーの運転手にボッタクられまたも散財、まあ、それは東南アジアではよくあることですが、せっかくタクシー乗ってまで来たのに、これは高級レストランで立ち入り禁止。ショーック!!
気を取り直して向かったのはヤンゴンが誇るミャンマー最大級の仏教寺院、シュエダゴン・パゴタ。
遠くからでも金色に輝くパゴタの存在感が凄い。期待が高鳴る。しかし、こんな神聖なところでも・・・。
二回騙されましたが。日本人的な感覚では騙されたになるんでしょうけど、感覚が違うのでしょう。それもこれも異国の文化という事で、面白いです。
シュエダゴン・パゴタの手前にあるお寺でまずはお参り。水の上にあります。黄金の輝きがすごい。
シュエダゴン・パゴタへ向かう階段。ここも油断できませんが、国に入れて頂いている旅行者なのでケチケチしないことにします。
シュエダゴン・パゴタ
凄い存在感。金ぴか具合でいったら、今まで見た金ぴか建築の中でもトップ争いをするであろうスケール。天辺付近には極大のルビーが埋めこまれているそうです。確かに赤くキラキラ光っていました。どんだけ大きなルビーなんだろうか。
シュエダゴン・パゴタを見たその足で、長距離バスで移動するべくバスターミナルへ向かいました。大きなバスターミナルで、バガン行きのバスを探してあちらこちらへ移動。乗ろうと考えていたバス会社の席は満席。あきらめずに別のバス会社を探しました。バスがなければ、また宿探しですので、是非見つけたいところでしたが運よく、ようやく見つけた他のバス会社の最終便に席を見つけることができました。
最終便なので、待合室で座っていると待合室の掃除と片付けが始まりました。もうすぐ日が変わってしまうような時間でしたから、スタッフの方も早く帰りたいですよね。私は、バスで眠れるかは定かではありませんが、世界三大仏教遺跡のバガンへ向かいました。 他の世界三大仏教遺跡は「カンボジアのアンコールワット」、「インドネシアのボロブドゥール」です。カンボジアのアンコールワットは先日見てきました。インドネシアのボロブドゥールは大学の頃に見に行ったので残るはバガン遺跡のみ。ということでバガン遺跡は是非見ておきたかった遺跡です。
朝になりバガンに到着。
広大なバガン遺跡を見て回るのに徒歩はつらいので、バイクをレンタルしました。バガンでは環境に配慮して、電動バイクのみがレンタル可能です。こんなこともあろうかと日本から国際免許を取ってきていて良かった。チェックはされないんですが、ベトナム北部の山岳地帯をバイクで走っていた時に警察に止められて、国際免許の提示を求められましたので、やはり、日本から取っていく必要があります。
バガン遺跡は、広大な敷地に様々な遺跡が点在しています。41km2の敷地に3000を越える仏塔が点在するバガン遺跡をすべて見ることはできないので、大きなものを中心に見に行きました。
仏塔の中には仏像が収められています。
入場はもちろん裸足です。
西暦874年以降に次々に建てられたレンガ造りの建造物は歴史を感じる壮大な作りになっている。ビルマ族最初の王朝であるバガン王朝の時代に建てられた寺院群で、ミャンマー仏教建築の頂点と言われているそうです。確かに立派な作り。
内部はこんな感じです。
壁画には牛がいたりします。牛は昔から人間の友なのですね。
様々な美しい壁画が描かれています。その一部です。
これがミャンマー名物のタナカの木です。お隣の国のタイの女性もミャンマーのタナカを持っていました。きっと、ミャンマーと国境が近い街だったからでしょう。
このタナカの木をすりおろして肌に塗ります。
タナカ職人の優しいお兄さんに、葉っぱ型にタナカを頬に書いてもらいました。高級すりたてのタナカを直接購入したので試してみたい方はご連絡ください(^-^)/
ミャンマー伝統のタナカをより知るために。世界で唯一のタナカ博物館に来ました。
昔からミャンマーの人はタナカを使っているのですね。ミャンマーでの美容のためにはタナカ必需品です。
タナカの木にもいろいろな木があるんですね。
エーヤワディー川沿いのレストランで水分補給します。
暑いミャンマーでは木陰は涼しい
次なる遺跡を探してバイクを走らせていると、10代の若い姉妹に声をかけられた。村を案内してくれるという(有料で)それは興味深い、と懲りずについていく。かなり乱暴なガイドで急かされるようにバシバシ叩かれたが、日本にはないガイドスタイルでかえって面白い。
牛は農作業の大切な相棒です。それは昔から変わりはないのですね。鶏が放し飼いなのは東南アジア共通。だからか、卵がとっても美味しいんですよ。
山羊の散歩は子供の仕事。ベトナムでもそうでした。
家の庭で綿が育っています。
こうやって布を織っていくんですね。
キッチンを見せて頂きました。薪ですね。
タバコづくり。日本のタバコよりもだいぶ大きいですね。吸わせていただきましたが、私はタバコを吸わないので、不味かったです。人生二回目のタバコでしたが、こちらのタバコの方が強い気がします。
こちらは漆の漆器づくりの前段階、竹と泥?で土台を作ってこれに漆を塗っていきます。
バガンの村の見学、興味深かったな。
バシバシガイドのヤンヤンとバガンの丘の上で夕日を見に行きました。ナイスガイドですね。ヤンゴンでの件があったのでどうなるかとも思いましたが、バガンの人は親切です。
夜のバガンをドライブ。一部の大きな寺院がライトアップされて綺麗です。
こちらもライトアップ中。
翌日もナイスガイドに頼んで、少し離れた場所の寺院に連れて行っていただきました。こちらは、パームヤシのお酒造りです。パームヤシはココヤシ以上にいろいろな使い方ができていいといってました。
1時間以上車で走ったでしょうか、目指す寺院が見えてきました。凄いところに立っている寺院ですね。ちなみに今回は、バシバシガイドのヤンヤンの友達の青年が車を運転してくれました。
しかし、想定外の猿の多さ。しかも、サルの糞だらけの長ーい階段を素足で登っていかなければならず、足がかなり汚れます。もう全部文化という事で良しとするしかないです。
翌日も遺跡探索。バイクで走っているとところどころに盛り上がった土がある。バイクを降りてよくその土を見ると、土の周りをアリが歩いている。これが、蟻塚か。初めて見ましたが、突然の豪雨が多いミャンマーでは地面の下に巣を作るのはリスクが多すぎるので合理的な巣の作り方です。
いたるところに大きな寺院があります。こちらの寺院は本来の漆喰の白い色が残っています。復元されたのかもしれません。
突然の大雨で道が池になってしまいました。水たまりをさけてバイクで進みます。
道の途中、セルフの水飲み場があります。ミャンマーでは至る所にこの壺に入った水が置いてあります。上のコップですくって誰でも自由に飲めます。
一番楽しいのは村の生活の知恵を学ぶことだと思い再度村を訪ねました。するとお婆ちゃんが道に生える木から木の実を取っていました。話しかけると家に招待してくれました。バガンの方々は親切です。
お婆ちゃん手作りの豆腐を出してくれました。日本の豆腐とはだいぶ違うけど美味しい。何とも言えない歯ごたえ。
右がおばあちゃんの手作り豆腐、タケノコみたいな見た目ですね。
きゅうりとたまねぎかな
いろいろご馳走になってしまいました。家族の写真などを見せて頂きました。それにしても、この村の女性はあの大きなタバコをよく吸います。

ミャンマー(マンダレー)

バガンから長距離バスで夜遅くにミャンマー第二の都市のマンダレーに着きました。素早く宿を探して宿泊します。
バガンに比べてマンダレーはかなり都会です。
マンダレーでもバイクを借りて、町をドライブします。すぐに左手に広大なマンダレー王宮が見えてきました。マンダレー王宮は一辺が3kmもある正方形であり、いつまで走っても王宮がついてくる感覚になります。
マンダレーの中心をぐるっとバイクで回ってから、マンダレーの町の全体を掴むために、近くの山に登ってみることにしました。すると、ただの山ではなく山自体が寺院になっているようです。
途中階段の際でこんなおやつを売っていたので、一つ購入して食べながら頂上へ向かいます、かなり長い階段なので、しっかり山を登ったような気分になります。一つだけ違うことは登山靴ではなく、靴なしなので足の裏が痛いことですね。東南アジアの人たちの足の裏の強さは日本人とは比べ物にならないことは、13年前にインドネシアで海辺の岩山を歩いた時に、一緒に歩いたインドネシアの女性が裸足だった事やインドネシアのジョグジャカルタで裸足でサッカーをしている少年たちに交じって自分も裸足でサッカーをしたら、10分ほどで私の足の裏の皮はむけてしまったことでもよく知っているので、ミャンマーの方もきっと足の裏の皮が強いんだと思います。
ようやく頂上に到着しました。マンダレーの町が見渡せてとても綺麗です。中央上にマンダレー王宮のお堀が見えています。
帰りがけにインド占星術の占いを見つけたので、占ってもらうことに。占いは本物と偽物の差が極端な分野ですが。たとえ偽物でも、占いというのは半分はそういうお遊び的要素もあるので、何であれOKです。
足の裏が痛いので靴下を履いていましたが、この後注意されました。
行く手を遮るのは、凸凹の道だけではありません。子犬たちもです。
山から下りて、再びバイクで南へ向かいます。大きな池が見えてきました。さらに南へ進みます。
屋台のカレー屋さんを見つけたので、一つ頂きました。チャパティーとカレーで15円という破格の値段。ヤンゴンの100円台のカレーはだいぶ高級だったのかと思わされます。このカレーすごくおいしいです。
こちらの壺でチャパティーを焼いてくれます。
ここの井戸の水を汲んで皆さん体を洗います。塩素が入っていない水なので気持ち良さそう。何年か前に山の中に竪穴式住居を立てていた友達の縄文式竪穴式にお泊りに行ったときに半分に割った竹で石清水から水を引いていて。そこの水で体を洗った時の爽快感を思い出してそう思いました。
マンダレー市内の市場を見学、日本では見かけない様々な野菜が販売しています。
朝の市場は賑わっています。
いよいよインドへ旅立ちます。日本からシンガポールへ飛行機を使った以来のフライトでインドのコルカタへ向かいます。今回の旅はインドが最後の国になりそうです。
さすがミャンマー。国際空港にもいろいろなタナカが売っています。

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