八ヶ岳のハシゴ

阿弥陀岳西側の御小屋尾根上部のハシゴ
( 御小屋尾根から行者小屋に抜ける際に最も危険を感じた場所です )
阿弥陀岳から行者小屋への下り
赤岳鉱泉から赤岩の頭へ向かう途中
硫黄岳山荘から横岳へ
硫黄岳山荘から横岳へ
横岳から三叉峰へ
横岳から三叉峰へ
三叉峰 から赤岳へ
三叉峰 から赤岳へ
赤岳から権現岳へ
赤岳から権現岳へ
赤岳から権現岳へ
赤岳から権現岳への最後の長いハシゴ
編笠山から小淵沢駅へ

シュラフ(寝袋)の選び方

シュラフは体を全身覆うことができる構造になっているので、重量比で最も効率よく保温をすることができるアイテムになります。ですので、最も気温が下がる夜をテント内で過ごすにはシュラフが欠かせません。

シュラフを選ぶうえで最も重要な事は、どれだけの保温力のシュラフを選ぶかという事です。

これは、これから行く山のテント場の夜の気温を予測することから始まります。

真夏でも北アルプスの稜線になれば、夜には気温が一桁台前半になることも珍しくありません。

真夏でも真冬のような気温になるということです。

しかし、体感温度は個人差が大きいので万人に共通のセオリーは存在しません

はじめは少し暖かすぎるくらいのシュラフを持って行って、徐々にその人にとって最適な厚みのシュラフに切り替えていくのが理想的です。

シュラフには、どれだけの温かさで耐えられるのかという参考の数値が出ています。

ただし、メーカーごとに独自の基準で数値を出すと、他社との寝袋との比較ができないので、

ヨーロピアンノームという寝袋の性能を計る共通の基準によって計られた性能値などでシュラフを比較するとわかりやすいです。

その際最初は快適温度で見ていくことをお勧めします。限界温度で見ていくと人によってはかなり寒い状況になってしまいます。

冬用の寝袋
春秋用の寝袋
夏用の寝袋
夏のキャンプ用寝袋

色々な季節でテント泊するようになると、行く山の気温に合わせて寝袋は数種類持つことになる可能性が高いです。

こちらの寝袋は表面に雨具のような防水生地を使用しています
こちらの寝袋は防水生地ではなく撥水のみの生地です

寝袋は種類によって、防水生地の物や撥水加工のみのものなどとくちょうがあります

背の低い方向けのショートサイズ
背の高い方向けのロングサイズ

使う人の身長や体格に合わせて寝袋のサイズを選ぶことが大切です

登山靴の選び方

登山用品店にはいろいろなタイプの登山靴が並んでいます

ここでは、それぞれの登山靴の特徴をご説明いたします

登山靴には大まかに分けると以下のタイプの登山靴があります(細かく分けるとさらに細分化可能)

1.マウンテンシューズ

2.トレッキングシューズハード

3.トレッキングシューズソフト

4.ハイキングシューズ

5.アプローチシューズ

6.トレランシューズ

7. ウィンターマウンテンブーツ( 雪山用登山靴)

8.沢登用登山靴

9.クライミング用シューズ

以下一つづつ見ていきます

マウンテンシューズハードハイプ

・ソールが非常に固く、多くのものでソールのつま先側にクライミングゾーンというフラットな足の裏の部分が存在します。

・ソールも比較的そりが浅く、フラットな形状なものが多いです。

・セミワンタッチアイゼン(冬用の10~12本の爪の付いた滑り止めの一種)が装着できるように後ろコバというパーツが踵についています。雪山用登山靴にある前コバはありません。

・足首のホールド力も非常に強いものが多いです。

・比較的重量は重いものが多いです。

このタイプの靴の特徴はソールが固く、足裏が比較的フラットでつま先にフラットな部分があるため、岩場で小さな凹凸につま先を引っかけて立ち上がることがしやすい特徴があります。

ですので、岩場の多い山で好んで使用されることが多いです。

また、ソールが板の様に固いので登山の歩き方であるフラットフッティングに慣れている方は選択肢に入れてもよいと思います。

ただ、岩場などの急な登りには強いのですが、長い平地などの歩行の際には多少歩きづらさを感じると思います。

山に慣れている方向きの靴です

基本的に防水性あり

トレッキングシューズハード

トレッキングシューズハードタイプ

私が良く登山で使用している靴はトレッキングシューズのハードタイプです

春夏秋の3シーズンでは、マウンテンシューズの次にソールが固く、足首の保護力も強い靴になります。

ただ、足の裏は若干反り返りがあり、クライミングゾーンもありませんので、岩場よりは普通の登山道向きの靴です。(岩場が登れないというわけではありません)

足の裏に反り返りがあるので平地が長く続く登山でも使いやすいです。

後ろコバがありませんのでセミワンタッチアイゼン (冬用の10~12本の爪 の付いた滑り止めの一種)はつきません

基本的に防水性あり

トレッキングシューズソフト

トレッキングシューズハードの少しハイキングシューズ寄りになった、

足首の保護力がトレッキングシューズハードに比べて弱くなり、ソールの固さがトレッキングシューズハードに比べて柔らかくなったものです

基本的に防水性あり

ハイキングシューズ

ハイキングシューズ

私はハイキングシューズを低山の日帰り登山で使用しています。

ハイキングシューズはトレッキングシューズに比べてソールが柔らかく、靴も軽量に出来ています。

足首の保護力もトレッキングシューズより劣りますが、ランニングシューズよりははるかに優れています。

ソールが柔らかいので、歩きやすくなだらかな斜面が多い山ではとても歩きやすいです

初めて登山靴を履く方でも、違和感が少なく履けるモデルが多いです

基本的に防水性あり

アプローチシューズ

アプローチシューズ

アプローチシューズは基本的に、クライミングをするときに岩場の手前まで行くために使用する靴です

足首もないモデルも多いので、普通の靴の様です

普通の靴との違いは、ソールが固めのモデルが多いことと、クライミングゾーンがついているものが多いこと

防水性のあるモデルも存在することです

防水性はあるモデル、ないモデルと両方ある

私は普段用の靴としても使っています

ウィンターマウンテンブーツ(雪山用の靴)

ウィンターマウンテンブーツ(雪山用登山靴)

ウィンターマウンテンブーツは雪のある山で気温が低い山で使用する靴です

もしくは気温が高くても、10本~12本爪のアイゼンをフィット感よく使用したい時に使用する靴です

日本の雪山でも、寒い時期に当たれば-20度以下になることも十分考えられます。

そんな時はウィンターマウンテンブーツでなければ足が凍傷になってしまう危険が高まります。

気温が低く、風が強かったり、行動時間が長ければ、ウィンターマウンテンブーツでも凍傷になることはあります

ウィンターマウンテンブーツの最大の特徴はその他の3シーズン用の登山靴よりも保温力が高いことです。 どのブーツも、3シーズン用の靴よりも分厚い作りをしていて、特殊な保温素材などを靴の中に入れているモデルも多いです

また、ソールの固さは登山靴の中で最も固く、前コバ、後コバがあるので、セミワンタッチアイゼンだけでなくワンタッチアイゼンの装着も可能です。

ソールの形状も他の靴と比べてもさらにフラットな形状をしています。

沢登用シューズ

沢登用シューズ

沢登用のシューズは、苔の付いた滑りやすい石の上で少しでもグリップが効きやすいようにフェルトを張り付けたモデルがある事が特徴です。

フェルト以外にもゴムのソールを付けたものも存在します

水の中に完全に入って使うため、防水性はなく、水抜けがいいようになっています

クライミングシューズ

クライミングシューズは靴底が完全なフラットな形状になっていて、岩の上で滑りにくいようなゴムが全面に張られているシューズです。

岩場でクライミングする時のみ使用するシューズです

クライミングシューズの中にもいろいろなタイプのシューズが存在します。

登山靴を購入される際にはそれぞれの足型に合った靴を購入する必要があります

登山靴は、登山専門店でしっかりとフィティングしてから購入するようにしましょう

登山で使用する地図の種類

登山で使用される地図には二種類あります

1.山と高原地図

2.国土地理院1/25000地図

それぞれの地図の特徴について見ていきます

※最近では地図ソフトやアプリを使用する方も多いかと思いますが基本的にはこの二つのどちらかのタイプの地図が表示されています(両方がミックスした表示もあります)

山と高原地図

山と高原地図 1/50000

縮尺  1/50000 の山と高原地図は登山で良く使われている地図です

メリットとしては、

山小屋や水場などの情報や、温泉、駐車場などの登山者が知りたい情報が多く記載されていることです

縮尺が1/50000なので広範囲の地形を把握することができます

デメリットとしては、詳細な地形を表す等高線が大まかなので地形の特徴を把握しづらいです

国土地理院 1/25000地形図

国土地理院 1/25000地形図は地形の特徴が掴みやすいため、山慣れた登山者が良く使用しています

メリットは 

縮尺が 1/25000なので詳細な地形を読み取ることができる事です

デメリットは

山小屋や水場などの情報や、温泉、などの情報が山と高原地図ほどわかりやすく記載されていないことです 水場などは全く記載されていないことが普通です

等高線を自分で入れる必要がある

地形が詳細に表されている分、地図で表示されている地域の範囲が狭いです

※地図読み講習会では地形の特徴を詳細に見ながら、山の特徴を分析して登山の計画を考えて行動するので、国土地理院の1/25000の地図をメインで使用します

登山ウェアの種類

登山で使用されるウェアの種類

ハードシェル上下

雪山など低温の環境で主に使用されます

生地の強度が強い特徴があるので、個人的には藪が濃い山で使用することもあります。

レインウェア上下

登山をするうえでは必携の装備がレインウェアです。

雪山にハードシェルを持っていく時以外は必ず携行する装備です

ウインドブレーカー/ソフトシェル

ウインドブレイカーやソフトシェルは、なくても登山は可能ですが、あると便利な場合も多いです。

秋春の涼しくなってきた時や、夏でも標高の高い山の稜線などを歩く時にあると便利なことがあります。

ただ、軽量化をするときには、 ウインドブレイカーやソフトシェル は置いて行って雨具の上着で代用することもあります

ダウンジャケット

夏の標高の高い山や秋春、冬場などではとても活躍するアイテムです。

軽量でコンパクトになるので軽量化にも貢献します

ダウンパンツ

気温の低くなる山では必ず必要と言ってもいいくらい重要なアイテムです

特にテント泊をする時には重要なアイテムになります。

フリース厚手

厚手のフリースは嵩張るので最近はあまり使用していません

こちらのフリースは20年以上前に購入したノースフェイスのフリースですが

今でも使えます

フリースハイロフト

ハイロフトのフリースは気温が低くなる秋春、冬に持って行くことが多いです

昔の厚手のフリースよりも動きやすく、嵩張りづらいので便利です

フリース薄手

薄手のフリースは、夏の高山や秋春の低山、冬にも使うことがあり、オールラウンドに使用可能です

フリースグリッド極薄手

グリッドの極薄でフリースは、夏の登山で使用する予定で新たに購入しました

ウール長袖ハーフジップ長袖

ウールのハーフジップ長袖は、冬山の登山で良く使用しています

ウールと化繊混合ハーフジップ長袖

ウールと化繊混合ハーフジップ長袖 は山ではあまり使用していませんが、ウール単体よりも強度があるので秋春の登山などでとても便利だと思います

薄手化繊ハーフジップ

薄手化繊ハーフジップ は、夏の登山で良く使用しています。

ハーフジップがある事で暑いときにジッパーを下げたりできるのも便利です

首の後ろがハイネックになっているので紫外線の強い夏の登山で便利です

薄手化繊ハーフジップ(前身ごろ厚め、背中極薄手)

薄手化繊ハーフジップ(前身ごろ厚め、背中極薄手) は、秋春の登山で良く使用しています。

ハーフジップがある事で暑いときにジッパーを下げたりできるのも便利です

首の後ろがハイネックになっているので紫外線の強い時も便利です

前身ごろが厚く、後身ごろが薄くなっているのは、常にザックを背負っていて背中に汗をかきやすい登山での使用を考えた登山ウエア特有の考え方です。

ウール長袖丸首

ウールは抗菌作用もあるので汗をかく登山では消臭効果もあり使いやすいです

ただ、強度には劣ります

こちらの長袖も二か所破けたところを縫い合わせています

冬用アンダーウェア 上着

冬の低温下の登山においてアンダーウェアの性能が非常に大事になります

左 化繊タイツ、 中央 ウール化繊混合タイツ、 右 ウール厚手タイツ
(左から右に向かって厚手になっていきます)

冬の低温下の登山においてアンダーウェアの性能が非常に大事になります

予想気温に応じて使うタイツの厚みを調整します

速乾性、汗戻り防止特殊アンダー

登山用ウェアには汗戻りを防いで、肌面を常にドライに保つ特殊なウェアが何種類も販売されていて、非常に人気商品になっています

いわゆる速乾性ウェアとは全く性能が違います

ウールパンツ、化繊パンツ

一番下に着るアンダーウェアの性能は登山においては非常に重要です

ある程度装備が揃ってきたら、下着も山用のいいものを揃えるといいかもしれません

上段  冬用・ロングルート用ソックス(左に行くほど分厚い) 
下段 左 3シーズン用ソックス 
下段 中央 特殊インナーソックス 
下段 右上クライミング用ソックス厚手 
下段 右下クライミング用ソックス薄手

靴下は保温以外にも、クッション性をあげて足を保護する役目など非常に重要な役目を担っています

登山用の靴下は内側がパイル構造になっていたりして、クッション性を上げる工夫がされているものが多いです

厚さも様々なので、使う用途に応じて、靴下の厚みを変えることも重要です

ただし、登山靴を選ぶときに使用する靴下の厚みを考えて、その厚みの靴下を履いて靴を選ぶことが重要になります

登山をするときは登山用のソックスがお勧めです

手袋はとても重要です 左はゴアテックスという素材のレイングローブ 右は 防風素材を使用したグローブ

最も重要なアイテムは、レイングローブです。

標高の高い山では夏でも雨が降ればかなり体感温度が下がります。

そんな時は防水の手袋がとても役に立ちます。

手先が冷えてしまうと全身が冷えてしまいますから注意しましょう

風が強い日や雨の降っていない少し肌寒い日などは防風のグローブが役に立ちます

晴れた紫外線の強い日などは、紫外線カット機能の付いた薄手のグローブが役に立ちます

薄手の手袋の場合は、スマートホンのタッチパネル対応の手袋がお勧めです

帽子

紫外線対策で帽子を被る場合はハット

それ以外の機能全般で考えた場合はキャップがお勧めです

キャップはハットと違ってレインウェアのフードを被った時に邪魔にならないので機能的です

私はつばが半分に折れるタイプのキャップを使用しています

つばが半分に折れるタイプのキャップならザックに収納しやすいですし、ザックに収納した時につばに変なくせがついてしまう事を防ぐことができます

ニット帽も保温の為にとても重要なアイテムです。私は標高の山に行くときは夏でも持って行くことが多いです

ネックウォーマーはとても便利です 左 フリースのネックウォーマー 右 ウールのネックウォーマー

ネックウォーマーは軽量でコンパクトに収納できるわりに、保温効率がとても高いのですごくお勧めです

私は夏の登山でも標高の高い山に行くときは持って行くことが多いです

バーナー、ストーブの種類と選び方

山の中で調理の為の火力を得る為の道具にはいくつかの種類があります

その中の代表的な物を今回ご紹介します。

1.ガスストーブの使用

2.アルコールストーブの使用

3.固形燃料の使用

4.ガソリンストーブの使用

それぞれについて特徴があるので解説します

結論から言いますと、国内の登山での使用ではガスストーブがお勧めです🍛

1.ガスストーブの使用

ガスバーナーは山の中での調理において現時点で最も普及している調理器具です

(2021年9月)

ガスストーブ使用のメリット

1.火力が強いモデルがある

ガスバーナーにもいろいろな種類がありますが

強い火力が出るモデルも多いです

2.火力の調整がしやすい

アルコールストーブや固形燃料と比べても火力調整は最もしやすいと感じます

弱火も強火も可能です

すごく強くできるかどうかはモデルによります

3.着火がスムーズ

ライターやマッチ、マグネシウムマッチなどを使えば比較的着火がスムーズです

最も着火しやすい気もします

付属の着火装置では山では着火しないこともあるので注意が必要です

4.春夏秋冬 季節を選ばずに使用できる

缶の種類を変えたりマイクロレギュレーターを搭載することで冬でも使用できるモデルがあります

つまり低温下でも一定の火力を維持してくれるモデルが存在します

ガスストーブ使用のデメリット

1.長期で山に入る時ガスの缶を大量に持って行かないといけないので嵩張り、重量が増える

長期で山に入るときに大きな容器に燃料を大量に入れて持っていくということができないので、必然的に大量のガス缶を持っていくことになります。そうすると、ガス缶の容器の重さだけ全体重量が増してしまいますし、とても収納が嵩張ってしまいます。

2.故障のリスクがゼロではない

どうしてもある程度精密な作りになっている以上故障のリスクがあります

事実、故障して修理の為に登山用品店にガスストーブをお持ちになる方は多くいらっしゃいます

3.使用済みのガス缶や使用途中のガス缶が家に大量に溜まりがちになる

ガスのストーブの場合、どうしても満タンに近いガス缶を持っていきたいという心理が働きます。

半分だけガスの入ったガス缶を二つ持っていくよりは満タンのガス缶を1つ持っていく方が、軽量化できますし、コンパクトに収納できるからです。

ですので、中途半端に残ったガス缶が家に残っているうちに新しいガス缶を購入するという状況に陥りやすいです。

4.燃料の入手がしにくいことがある

登山用のガスバーナーの多くは、OD缶と言って一般的なカセットコンロのCB缶ではない形の商品が多いので、登山用品店など一部のお店でしかガス缶の入手ができません。また、ストーブのメーカーと同じメーカーのガス缶を使うようにメーカーが指定しているので、ガス缶入手の敷居がさらに高くなっています。ただし、最近では、アウトドア用の商品でCB缶使用の商品も出てきています。

アルコールストーブの使用

エバニュー チタンアルコールストーブ チタンゴトクTriveTi使用

アルコールストーブの使用 のメリット

1.軽量化が可能

私の持っているエバニューのアルコールストーブは本体が34g

ゴトクが13gなので合計47g

あとは、燃料のアルコールを持っていくだけなので

軽量化可能です。

2.コンパクトに収納できる

少量の使用では、アルコールストーブは缶がない分、コンパクトに持ち運べます

3.燃料のタイプによっては消毒用にもなる

燃料がアルコールなので消毒に使えるタイプのアルコールを入手すれば食事前の手の消毒ができます。

4.濃度の濃いお酒でも使えるかも

スピリタスのような濃度の濃いお酒でも燃料にすることができるでしょう

燃料が余ったら飲むこともできますしね

5.燃料を使い切った後のゴミが少なくて済む

使いかけのガス缶、使い終わった後の空のガス缶が家にたまる現象を防ぐことができます

6.燃料の入手がしやすい

本体とゴトクさえ持っていけば、アルコールなら外国でも入手しやすいです

7.入れる燃料の量を調整すれば、何分で火が消えるか予測できるので自動調理可能

米を炊いたりなどの自動調理が可能です

アルコールストーブ使用のデメリット

1.火力調整がしづらい

アルコールストーブもモデルによっては火力調整ができるモデルもあります。

ただ、火力の調整に関してはガスストーブに軍配が上がると思います

私の持っているエバニューのチタンストーブは火力調整が一切できません

どちらかというと結構強火の状態のみです

2.火を止めたり、着けたりが不便

アルコールストーブは火を止めたり、また着けなおしたりするのが不便です

私の持っているエバニューのチタンストーブは 、基本的に途中で火を消せませんし、少ない燃料に着火させるのも少しやりづらいです

最初に入れる燃料の量を絶妙に調整する必要があります

3.大きな鍋などを載せるとバランスが悪い

ガスストーブには大きな鍋を載せても安定するようなセパレートタイプなどがありますが

アルコールストーブは小さいので大きな鍋を載せるのには不向きな気がします

固形燃料の使用

エスビット チタニウムストーブ

エスビット チタニウムストーブ  使用例

固形燃料使用のメリット

1.超軽量化可能

私の持っているチタニウムストーブは13g、燃料がひとかけら14gだとしても

27gでストーブセットが完成です。(ライターやマッチも必要ですが)

2.いつか固形燃料が燃え尽きて火が消えるので、自動調理可能

固形燃料が何分持つかを把握しておけば、米を炊くなどの自動調理が可能

固形燃料使用のデメリット

1.風に弱い

私の持っているチタニウムストーブは、とても軽量ですが明らかに風には弱いです

2.火力が弱い

基本的には固形燃料は火力が弱いので、お湯を沸かすまでに時間がかかります

また、冬での使用では火力の弱さがさらにデメリットになり、なかなか温まらない状態になる可能性があります

3.基本的に小さな構造のものが多いので、ゴトクの種類によっては安定が悪いです

大きな鍋などは、火力も弱いので使いにくいと思います

ガソリンストーブの使用

ガソリンストーブのメリット

1.火力が強い

ガソリンストーブは比較的火力が強いです

2.レギュラーガソリン使用可能モデルであれば、外国に行っても燃料の入手が容易

最近のガソリンストーブは、添加物を取り除いたホワイトガソリンではなくレギュラーガソリンの使用もできるモデルが出てきているので、外国で使用する場合燃料の入手が容易です

3.長期で山に入るときに、多くのガス缶を持たなくてもよい

長期で山に入るときに、大きな燃料タンクに燃料を入れていけば、大量のガス缶を持っていかなくてもよい

ガソリンストーブのデメリット

1.ガソリンストーブは火が安定するまでに、時間がかかる

ガソリンストーブは着火の瞬間大きな炎が上がることがあり、周囲の物を燃やしてしまうリスクがあります

2.ガスストーブと比べて重量が重いものが多いです

3.着火するまでに時間がかかる

着火までの間に、ポンピンング、プレヒート(モデルによって)などの作業が必要になり、最初の着火までにかなり時間がかかります

4.タンク内の圧力が落ちてきたら再度ポンピンングが必要になる

総合的に考えると国内の登山で使うならガスストーブがお勧めです🍀

日本の山の動物たち

日本の山には多くの動物が生息しています。

山の中で出会った動物の一部を掲載します。

こちらを見つめる二ホンカモシカ(テント泊講習会にて)
二ホンジカ(乾徳山にて)
ニホンザル(テント泊講習会にて)
こちらを見つめるツキノワグマ(鹿俣山にて)
キジの雄(地図読み講習会にて)
ジムグリのような感じでしたが🐍 
アズマヒキガエル
ニホントカゲ成体
ニホントカゲ幼体
木登りをするアオダイショウ🐍

山飯 🍛🍝🍵🥪

ガイド山行中や個人山行中に作っている、もしくは皆で作った山飯の写真を掲載します🍀

生トマト、インゲン、オリーブ、のペンネ
サバ、マイタケ、ブナシメジ、ネギの炊き込みご飯
スパイスからカレー作り インドカレー
自家製味噌の味噌汁と炊き立てご飯
シチューなど

ゴルゴンゾーラ、バジル、生トマト、ナスのツナパスタ

牡蛎の炊き込みご飯
カレーライス
ピーマンとナスのトマトソースパスタ
カレーライス
焼マシュマロ

おじやづくり
もつ煮

みんなでかまどを作って夕飯づくり

おでんと味噌汁
家のベランダで栽培している有機栽培の紫インゲンを使って料理
自家製味噌の味噌汁づくり
野菜の炒め煮と卵
鍋作り
味噌汁作り

ツェルトの使い方

遭難した時や休憩中の突然の雨、ザック重量を抑えたテント泊登山などの時の強い味方としてツェルトがあります。

アライテントスーパーライト・ツェルト2ロング(395g) 2~3人用 テント場にて 

ツェルトとは緊急用のシェルターで、簡易テントとも言えるかもしれません。

ここではそんなツェルトについてご紹介いたします。

ツェルトとテントを比較したときのメリット・デメリットを上げます

ツェルトのメリット

・軽い

・コンパクト

・被って使うこともできる

・重さと大きさの割に内部空間が意外と広い

・気密性が低いので、中でストーブを使った際に、一酸化炭素中毒になりづらい

などがあるかと思います

アライテントスーパーライト・ツェルト1(280g) 1~2人用  テント場にて
意外と広い内部空間(アライテントの物)

ツェルトのデメリット

・一枚生地で透湿性もない生地の物もある為、内部が結露しやすい

・設営にコツがいる

・気密性が低いので隙間風がある

・地面から虫が入ってくる事がある(底が開いているため)

などの特徴があります

立ち木を利用した設営 

横に寝そべることはできない被る、タイプのものであれば105gという軽量なものもあるので持ち運びしやすいです。

ただ、実際に使った場合は横に寝そべることができるタイプが便利です

横に寝そべることができるタイプのものだと230g~440gほどのものが多いです

横に寝そべることができるタイプのものでは、しっかりと建てることでテントの様に使うこともできます。

アライテントスーパーライト・ツェルト1(280g) 1~2人用 涸沢のテント場にて 

トレッキングポールを使ったり、落ちている木の枝を使ったり、立ち木を利用したりいろいろな建て方をすることができます。

ただし、ツェルト単体では自立しないのでツェルトを建てて使うにはコツがあります

上手く使いこなせれば、冬に使用することも可能です

アライテントスーパーライト・ツェルト1(280g) 1~2人用  冬の雲取山にて
アライテントスーパーライト・ツェルト2ロング(395g) 2~3人用  冬の赤岳鉱泉にて
ツェルトの使い方講習会にて

ツェルトは実際に建ててみないとなかなか説明が難しいものがありますので、

ツェルトの使い方講習のお申込みお待ちしております。

お一人様から予約可能です。

お気軽にご連絡下さい。

アライテントスーパーライト・ツェルト1(280g) 1~2人用   立山 雷鳥沢にて
アライテントスーパーライト・ツェルト1(280g) 1~2人用  青年小屋 テント場にて
アライテントスーパーライト・ツェルト1(280g) 1~2人用  行者小屋のテント場にて
エマージェンシーブランケットを活用することにより装備を軽量化しました