旅の記録

べトナム

謎の石壺群のあるラオスの高原地帯のポーンサワンから、早朝発のベトナム行きのバスに乗るために、
バス乗り場のホテル前へ向けて歩きます。ポーンサワンの朝はとても早く、日の出る前から通り沿いのパン屋さんがお店の開店準備をしていました。
バスに乗って、ラオスとベトナムの国境に到着、入国審査のために一度バスを降ります。
バスはベトナム中部の町のビンに到着、宿を決めてから夕食を食べにホテル前のレストランへ。
ここで、いきなりベトナム文化の洗礼を受けます。頼んでもいないビールが次々と運ばれてきます、店のおごりだということで、どんどん持ってきますが、正直一杯で十分なのですが、飲み干すと、次のジョッキがでてきます、それだけではすまず、隣の席の男のグループの人達が歓迎で、強烈に強いお酒をどんどん注いできます。お酒が強ければ楽しいのでしょうが、乾杯して一気飲みするのが文化らしく、かなりお酒にやられました。しかし、望んでいたわけではありませんが、無料でお酒を振る舞い続けるベトナムの文化は、今までの東南アジアとは違う気がしました。ベトナムに来たなという感じを強く受けます。
翌日は、ビンの町の市場を散歩しました。日本では見られない食材の数々
鳥も生きたまま、最も新鮮な状態で売られています。
いろいろな魚
女性たちがいろいろなものを販売しています
ビンの町の遺跡は今までの東南アジアの遺跡と雰囲気が違います。
中国の影響を強く受けているようです。
次に訪れる国はカンボジアの予定なので、南に行くべきところですが、北のハノイを見ずにベトナムを去れないので、電車で一度北のハノイを目指します。
ハノイの町に到着、東南アジアで一番ではないかと思われるほどのバイクの数に驚きました。
信号のない道路を渡るのも一苦労です。
やはり、お寺も中国の影響を強く感じます
キリスト教の教会もありました。
ベトナムと言えばアオザイ。アオザイを着飾った女性が写真撮影をしていました。
ベトナム統一に成功したホーチミンさんのお墓です。飛行機に乗る時のような凄く厳重な警備体制でした。
ベトナムの少数民族の方々の村を訪れたいと思い、ベトナムについて勉強するために、
ベトナムの民俗博物館に来ました。家へ入る際に男性と女性で登る階段が違うようです。
右の階段は女性を表しています。
なんと立派な家、中にも入ることができます。博物館で勉強したことによれば、ベトナム中部の高地に住んでいるようです。行って見たかったのですが、ベトナムは、ビザの期間が短いため、訪れる時間がありませんでした。あと二日あれば行けたかもしれません。
草で屋根を葺いた土壁の家。
今回中部ベトナムの、少数民族の方々を訪れる時間がなかったのは、
ベトナム最北部の中国国境沿いのハザン省を訪れたかったからです。
ラオスのルアンパバーンに旅行に来ていたベトナム人ガイドの方から、ベトナムの一押しはハザン省だと言われていたので、どうしてもハザン省を訪れてみたかったためです。
バスのつり革はカップラーメンの広告になっています。
ハノイの民俗博物館でベトナムの少数民族について学び、長距離バス北部の山岳民族のノイから長距離バスに乗りハザン省を目指します。
夜にハザン省に到着して、まずは宿に宿泊です。
翌日宿でバイクをレンタルして、ハザン省400km、3泊4日バイクの旅に出ました。
のどかな棚田の風景が広がります
途中スイカを売っている商店があったのでスイカで水分補給をします。
奥の赤いバイクが今回レンタルしたバイクです。実はバイクに乗るのは人生で三回目。宿の人にギアの変え方を教わるところから始まりました(^-^;)
ただ、国際免許は取ってきたので準備は万全です。
バイクの運転は、日本と違う交通ルールや、牛や豚や鶏の飛び出しにも注意が必要です。
最高の景色の中一日中バイクを走らせることができる贅沢は何物にも代えがたいものでした。無数の美しい山に囲まれたハザン省は本当に素晴らしい場所です。
多くの少数民族の方々が、それぞれの独自の伝統を守った衣装を身につけています。こちらの民族の方は、藍染めの衣装を着るのが民族の印です。
バイクで標高を上げていき中国との国境を目指します。
ガードレールのない崖の道を二回目のバイクの運転で走るのはかなり緊張しました、手汗でハンドルが滑る(^-^;)
美しい集落に目を奪われます
斜面に一直線に伸びるハザン省の道
鍾乳石によるカルスト地形のハザンには無数の鍾乳洞が口を開けています。
牛の放牧、飛ばしすぎないように注意して走ります。
中国国境にある、ベトナム最北端に到着しました。
農家さんが育てていたこの草は・・・
子供たちはみんな元気です。
畑作業をしている少数民族の方からキュウリを頂きました。なんて優しい。めっちゃおいしい。
カボチャなどの野菜の収穫をしていました。
キュウリのお礼に畑の草取りを手伝わせていただきました。
牛の家族が道路わきで休憩です。お父さん牛がこちらを警戒しています。
道沿いの豚たちは、泥浴びをして体を木にこすりつけます。
ハザン省の旅も終わり、長距離バスでハノイに戻ってから、今度は電車で南のフエに向かいます。
フエの町ではホームステイでかわいいベトナムっ子たちと遊びました。
フエの町の散歩に出ます。こちらも中国風の建造物が特徴的です
美しい川沿いの寺院です
花が綺麗です
フエの王宮
フエからは提灯の町ホイアンへ電車移動。
本当に提灯だらけだ
あっちもこっちも提灯
通り過ぎてしまったダナンにバスで戻って美術館などを見学
ダナンから電車でベトナム最大の都市ホーチミンへ ベトナムは思っていたよりも高層ビルなどは少ないです。交通量が多いのが特徴です。いろいろなことが、訪れた町であったのですが、とても書ききれないので、一つ一つの町での思い出は別の記事で書こうと思います。

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