シュラフは体を全身覆うことができる構造になっているので、重量比で最も効率よく保温をすることができるアイテムになります。ですので、最も気温が下がる夜をテント内で過ごすにはシュラフが欠かせません。
シュラフを選ぶうえで最も重要な事は、どれだけの保温力のシュラフを選ぶかという事です。
これは、これから行く山のテント場の夜の気温を予測することから始まります。
真夏でも北アルプスの稜線になれば、夜には気温が一桁台前半になることも珍しくありません。
真夏でも真冬のような気温になるということです。
しかし、体感温度は個人差が大きいので万人に共通のセオリーは存在しません
はじめは少し暖かすぎるくらいのシュラフを持って行って、徐々にその人にとって最適な厚みのシュラフに切り替えていくのが理想的です。
シュラフには、どれだけの温かさで耐えられるのかという参考の数値が出ています。
ただし、メーカーごとに独自の基準で数値を出すと、他社との寝袋との比較ができないので、
ヨーロピアンノームという寝袋の性能を計る共通の基準によって計られた性能値などでシュラフを比較するとわかりやすいです。
その際最初は快適温度で見ていくことをお勧めします。限界温度で見ていくと人によってはかなり寒い状況になってしまいます。
色々な季節でテント泊するようになると、行く山の気温に合わせて寝袋は数種類持つことになる可能性が高いです。
寝袋は種類によって、防水生地の物や撥水加工のみのものなどとくちょうがあります
使う人の身長や体格に合わせて寝袋のサイズを選ぶことが大切です