レインウェアの表地について説明します。
デニールとは・・・1デニールは使用している糸を9000m伸ばした時に1gになることを意味しています。つまり、デニール数が大きいほど太い糸を使用しているので、出来上がる生地の強度も強くなります。当然生地の厚みや重さも大きくなります。
表地があるもの、ないもの。生地の糸の太さ、素材などについてお話します。
現在の雨具は軽量化、コンパクト化が進んでいるので平均的な表地の糸は20デニールのものが多いです。
ただ、中には12デニールの物やシェイクドライの様に表地なしの物など、さらに軽量コンパクト性を追求した製品もあるので、選ぶ際はよく吟味をする必要があります。
レインウェアの表地に使われる素材の違い
レインウェアの表地には、大きく分けてナイロンとポリエステルのどちらかが使われています。
ナイロンが表地の物の長所
- 軽量化しやすい
- 耐摩耗性が高い
- 染色がしやすい
ナイロンが表地の物の短所
- 耐光性がポリエステルの物よりも弱い
- 吸水しやすい
ポリエステルの表地の長所
- 耐光性がナイロンの物よりも強い
- 吸水しにくい
ポリエステルの表地の短所
- 軽量化しにくい
- 耐摩耗性がナイロンよりも少し弱いと言われることがある
- 染色がしにくい